Ryo
Otsuka
Architects

デンマークの腕時計メーカーによるコロナ禍の学生支援を目的としたプロジェクトである。「日本から見た北欧」をテーマとしていて、北欧のデザインや生活をつくる上で欠かせない冬の夜に焦点を当てデザインした腕時計である。

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Winter Nights

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長い冬の夜。

それは美しく、儚く、時には苦しくもある。

北欧の人々にとって、冬の夜は文化的な原点のようなものかもしれない。

美しいインテリアや高いクラフトマンシップは、長い冬の夜を過ごす過程で生まれたのではないだろうか。

私はこのプロジェクトを通じて、その「時の流れ」を抽象化した時計をつくりたい。

それは、長く続く冬の暗闇の中に自然や生活の光が微かに輝く時計。

春を待つ現在の世の中を象徴した希望の想いを込めて。